愛読書の『ひねもすのたり日記』と、ちばてつやさんインタビュー
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物心ついたころには実家には大量の漫画本があり、そこで育ったわたしは、漫画から大事なことを学んだといっても過言ではない。
でも、場所をとるので、最近は漫画に限っては電子書籍で購入して読んでいる。
しかし、ある漫画に関しては、紙の漫画を購入するようにしている。
それがちばてつやさんの『ひねもすのたり日記』だ。
ちばてつやさんの半生をオールカラーで描いた漫画だ。
1話が4ページ構成なのだが、すごくわかりやすく、内容も詰まっていて、読んでいて、時に胸うたれたり、ほのぼのしたり。
そして、なによりアナログのペンたちで描かれた筆致が、ひとつひとつ勉強になる。
脇役など隅々まで手を抜くことなく生き生きと描かれた漫画は、1ページを読むだけでも見どころが満載。
『ひねもすのたり日記』の新刊がでるたびに、子どもたちが寝静まった後、ひとりベッドわきのライトでこの本を読み進めることがひとつの楽しみだった。
読み終わった後も、私に挿絵依頼が来た時、実は『ひねもすのたり日記』を参考にして、人物の様相を勉強したりしていた。
ちばてつやさんのようには到底描くことができないが、少し模写しただけでも、すごく勉強になる。
模写してみると、さらっと描いているようにみえて、実は技術が奥深いことにも気づいた。
この漫画は漫画としても、絵の教本としても、人生の傍らに持っておきたい漫画のひとつだ。
なので、いつか月刊イオでも、ちばてつやさんのインタビューができるといいなと密かに願っていた。
そして! 今回月刊イオ11月号のイオインタビューではちばてつやさんにご登場いただいた!!
“昨日よりも今日、今日よりも明日のために成長する姿を描いてきた”/【イオインタビュー】Vol.5 ちばてつやさん(漫画家)
取材はオンラインで行われたので、私自身はお会いすることは叶わなかったのだが、
内容はイオでしか読めないのインタビューになっていて、読んでいてとても面白かった。
いまも精力的に、漫画や講演会、インタビューなどの活動を続けている、ちばてつやさん。
ぜひ、月刊イオ11月号の誌面でも、お楽しみいただければ幸いです!(愛)