朝鮮大学校学園祭2021
広告
「朝鮮大学校学園祭2021 65+LINKS ONLINE」が11月6日、同校で行われた。
今回の学園祭は朝大創立65周年記念事業の一環として企画されたもの。同校同窓会との共催で行われた学園祭のようすはオンラインでも配信された。
2部構成で企画された今年の学園祭には「65年の伝統とプライドを胸に、未来へ、プラス!」というキャッチコピーがつけられた。
第1部「未来へLINKするステージ」では、同窓会の李英一会長のあいさつに続いて、立憲民主党の徳永エリ参議院議員、小平市の小林洋子市長、津田塾大学の高橋裕子学長、日本体育大学の松浪健四郎理事長と石井隆憲学長から寄せられた祝賀メッセージ、動画が紹介された。先の東京五輪のメダリストからも祝賀メッセージが寄せられた。
サムルノリサークル「セマチ」、舞踊部、軽音楽団など朝大が誇る文芸クラブのパフォーマンス、朝大出身の金剛山歌劇団歌手・金弥純さん、金成大さん、ジャグリング・パフォーマーのちゃんへん.さんの特別公演が会場を盛り上げた。全日本プロレス所属のプロレスラーで三冠ヘビー級王者のジェイク・リーさん(北海道朝鮮初中高級学校卒業)の登場にも客席はわいた。
「LINKS TV―KOKOで出会い, KOKOでつながる―明日へ, 世界へ, ‘LINKS‘!」と題した第2部では、朝大生の自作CMなどが放映されたほか、各地の朝高生と朝大生によるコラボ企画、卒業生参加企画「朝大ベストフォトコンテスト」などが行われた。
「朝スポ+」と題したスポーツ企画では、2016年から進められてきた「朝大スポーツプロジェクト」について体育学部の宋修日学部長が発言した。大学グラウンドのリニューアルプロジェクトや大学のスポーツ施設を地域交流型の「スポーツビレッジ」として機能させる構想も発表され、注目を集めた。
学園祭が開催されている同時刻、同大グラウンドでは朝大サッカー部と日体大サッカー部の2回目となる定期戦が行われた。
そしてこの日、朝大サッカー部に所属する文仁柱さん(体育学部4年)のJ3・ガイナーレ鳥取への入団内定が発表され、同校講堂で入団記者会見が行われた。
大学創立65周年関連企画は今後も続く。来週火曜日の16日には朝大創立65周年と同大朝鮮問題研究センター設立10周年記念国際シンポジウム「対決から平和へpart3 朝鮮半島の今を視る―『膠着』打開に向けて」が同大講堂で開催される。
シンポジウムは会場とオンラインの同時開催となる。
シンポジウムの詳細や参加申し込み方法などは、朝大朝鮮問題研究センターのサイトまで。(相)