ささやかな幸せ実感した年末年始
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新型コロナウイルス禍の中、2度目となる年末年始。
年末は家族旅行、年始は夫婦双方の実家で過ごした。
職業柄、急な仕事が入ることも多く、休日にまとまった予定を入れることが難しい。なにより、2020年から続く新型コロナウイルス・パンデミックだ。家族で泊りがけで遠出するのはたぶん、2019年に息子が生まれてから初めてではないか。
帰省客、旅行客で混み合う新幹線(それでも、コロナ禍前に比べると空いているが)も久しぶりに体験した。
年始も、家族がみな集まって和やかなひと時を過ごした。新年のあいさつをし、互いの近況を報告し合い、子どもの成長を喜ぶ。そんなささやかな営みが、コロナ禍の中ではますます貴重なものに感じる。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の市中感染が各地で確認される中、感染の「第6波」の到来が懸念されている。今年の仕事始めの5日、日本国内での新型コロナウイルスの新規感染者数が1日2000人を超えたという報に接した。
この間、比較的近い友人・知人、親族筋からウイルスに感染したとの知らせを受けた。年末年始に会っていてもおかしくないほどには近しい間柄だ。やはり新型コロナウイルス感染は「いまそこにある危機」なのだということを実感した。(相)