高麗博物館特別企画展「朝鮮学校の若きアーティスト達―GAKUBI選抜展―」
広告
高麗博物館(東京都新宿区)で特別企画展「朝鮮学校の若きアーティスト達―GAKUBI選抜展―」が3月9日から開催中だ。
同企画展ではGAKUBI(学美、在日朝鮮学生美術展)に出展された北海道から九州まで日本全国の朝鮮学校の中・高級部の美術部生徒たちの作品の中から選りすぐった作品約30点を展示している。在日朝鮮学生美術展は日本全国にある朝鮮学校に通う児童・生徒たちの作品発表の場として毎年行われている。
開催期間は3月9日(水)から5月1日(日)まで。
前期:3/9(水)~3/27(日)
※アーティストトーク
3/27(日)14:00~15:00
後期:3/30(水)~5/1(日)
※アーティストトーク
5/1(日)14:00~15:00
前期、後期で作品を入れ替えて展示予定。
東京朝鮮中高級学校美術教員で在日朝鮮学生美術展中央審査委員の崔誠圭さんがGAKUBI選抜展開催に際して、次のようなコメントを寄せている。
朝鮮学校という独特の個性と十代の感性がクロスし、表現として滲み出た様々な作品たち。発想の鮮明さと視点の多様さは、自分のルーツを常に意識し未来の答えを見出そうと模索する日常に起因している。この作家たちの今感じているリアリティの切り取りは、世界に生きる同世代の先端の一方向を見せてくれるだろう。 この表現者たちは特別な存在ではなく、産まれ落ちた場所で懸命に花を咲かせようとしているに過ぎない。厳しい場所に咲くからこそ、その美しさは鍛えられ、観る者に豊かな力で語りかけてくれるはずだ。
特別企画展の詳細は、
https://kouraihakubutsukan.org/event/gakubisenbatsuten
前期の展示の終了日が3日後に迫っている。ひとりでも多くの方々に足を運んでほしい。
また、高麗博物館の現代トピックコーナーでは、「朝鮮高校授業料無償化 排除との闘い、そしてこれから」というタイトルの展示が3月9日から9月4日まで行われている。
5⽉ 21 ⽇(⼟)には東京朝鮮高校無償化連絡会共同代表の長谷川和男さんと東京訴訟の元原告(朝鮮高校卒業生)が出演する講演とトークセッションが予定されている(14:00~16:00)。
高麗博物館の開館時間は12:00~16:30
休館日:月曜・火曜
入館料 : 400円
(相)