在留カード更新手続きで入管へ
広告
先日、入管へ在留カードの更新へ行ってきた。
以前のブログでも伝えたように(「『永住者』と『在留カード』」)
「永住者」である私は、在留カードを持たなくてはならないので、更新手続きをしに、入管へ赴かねばならない。
※「特別永住者」資格は最寄りの区役所、市役所で手続きができます。
更新に必要なものは、①在留カード、②有効なパスポート(※所持している場合)、③写真、④申請書の4つ。
私の場合、有効なパスポートはなかったし、申請書は窓口でもらえるということで、とりあえず在留カードと証明写真を準備。
証明写真は、いまやスマホで撮影してコンビニでプリントすれば200円で済むということで、前日に(麗)さんに撮ってもらい、前日の夕方にプリントしておいた。
ところが、前日夜に改めて入管から来たお知らせハガキを確認すると、サイズが違うことが判明!
当日朝、急いでコンビニに行き、40×30㎝用のものにプリントアウトした。
東京入管は、品川駅の港南口からバスに乗り、6分ほどで着く。
駅に一定の間隔で案内板がでていたので、それに沿って進み、バスに乗った。
6分ほどで、入管前に到着。
入管はいまコロナ禍の感染防止対策で、入場規制をしている。入管の入り口で配られる整理券を受け取り、時間が来るまで並ばなくてはいけない。
整理券を受け取り、列を探して移動する。
A、B、Cと3つのブロックに分けて並んでいた。
前の時間帯のひとたちが並んでいたので、次のひとはどこに並ぶんだろう?と後列最後尾まで行くと、係のひとが整理券をみてくれて、「Bの方は前の方だから、もう少し前で待つといいですよ」と教えてくれた。
10時30分の人たちが入場すると、ようやく列に並ぶ。
この日は陽射しが熱く、すぐに日傘を取り出した。
前にはフランス語を話す母親と子ども。
4歳くらいだろうか、この暑さのなか親子で来て手続きは大変だなと、ちょこまか動き回る元気な子をみて思った。
15分待ち、ようやく入館。
当日以内なら、もらった整理券を持っていれば、もし途中退館しても、整理券を見せれば次は並ばなくてすむそうだ。
まず申請書をもらいに、1階の申請書配布の列に並ぶ。
ここはすぐに順番がきて、申請書をもらい、横のスポットですぐに必要事項を記入した。
次に、永住者の手続きという案内表示に沿って2階へ進んだ。
永住者更新手続きの受付入り口で順番番号を発行し、その周辺で待つ。
幸い椅子がひとつ空いてたので、そこで待つことにした。
待つこと40分、、固いパイプ椅子だったのでお尻が痛くてしょうがなかったのだが、ようやく自分の番号が呼ばれ、申請書と在留カード、写真を提出。
「次は横の案内のほうで呼ばれますのでお待ちください」と言われ、待つ。
今回はクッション性のある椅子に座れた。
しかしここからが長かった。
父から借りた本が1冊終わりそうなほど、ひたすら待った。
昼12時を過ぎたころに、家族のグループラインに「いま入管で更新手続き中、おなかすいた、、」と愚痴った。
3ヵ月前に更新手続きを終えた姉が、「きっとまだまだかかるよ、1階のコンビニで何か買ってくれば?」と助言してくれた。
だが、入管全体は本当に混んでて、ここで椅子から離れれば次に座れる保証がない、、
椅子にはコロナ禍ということで、1部座れないところがあり、立っている人も大勢いた。
なので、化粧室もご飯もひたすら我慢してずっと待機。
やっと待ち望んだ自分の番号が呼ばれたのは、午後1時40分ごろ。
入館して約3時間ほどである。
ようやく新たな在留カードが発行された。
「7年間は有効です」という職員の話を聞き、7年後もここにきて、こんなに待つのかと思うと、ゾッとした。
ちなみに、入管では3月から1部手続きがオンラインで可能になった
(→https://www.moj.go.jp/isa/applications/guide/onlineshinsei.html)ということだが、窓口で確かめたところ、永住者の更新手続きはオンライン対象外だという(泣)。
やっと外の新鮮な空気を吸い、ブログ用の写真もいくつか撮ってから入管をあとにした。
お腹も喉もカラカラでしょうがなかったが、どこかに入り昼食をとる元気もなかったので、とりあえずスタバで糖分をお持ち帰りした。
乗換駅の空いているホームで、一気に飲んでしまった。
家族のグループラインに、「やっと何か口にできた!」と報告すると、「飲み物だけではお腹は満たされないよ」とちゃんと食べなさいと促す内容の返信が届いた。
お腹も少し満たされたあと、電車に乗り自宅の最寄り駅についた。
交通系ICカードのチャージが足りなかったのに気づき清算しようとすると、今度はICカードが一切反応しない。
改札口で駅員さんに相談すると、使いすぎてカードが寿命なので再発行が必要と言われた。
発行に必要な身分証明書を見せる必要があり、早速出来立てほやほやの在留カードを見せるというオチまでついた。
9時には家を出たのに、更新手続きをすべて終えて、自宅に着いたのが15時半。
約6時間の長丁場だった。
帰宅して、できてなかった在宅仕事を片付け、ようやく昼食をとれたのが16時過ぎだった。
もう気力も根こそぎ取られ、この日は22時には就寝した。
今はまだ大丈夫だけれど、年をとればとるほど、この手続きは本当に大変だと思う。
実際、歩くのも大変なご老人は家族と一緒に来ていた。
子どもを連れて待っている人も何人かいたし、「時間が今日はもうないから明日来るね」と発行を待たずに帰った人もいた。
永住者にだけ、こんなにも過酷な管理をし続ける日本政府の入管制度に本当に辟易した1日だった。(愛)