東京中高の運動場整備が完成/募金目標を達成
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東京朝鮮中高級学校(東京・北区)の運動場が新たに整備されたことを受け、5月8日に同校で完工式が行われ、金光春、具本猛両実行委員長をはじめとする実行委員、尹太吉・同校校長、生徒と教職員、保護者らが完成を祝った。
同校の創立75周年を記念して行われた運動場整備事業は、東京、西東京、埼玉、千葉など、東京中高の学区全体をあげて進められた結果、500以上の個人と団体から1億1494万が集まった(8日現在)。
そして10日には、目標金額の1憶1500万円を上回る1億1501万6500円が集まった。
代表して事業報告を行った金光春委員長は、運動場整備事業は、同校の教育環境の整備、民族教育の持続的発展の担保、運動場管理運営体制の整備-の3つの目標を掲げて進められてきたとのべ、「コロナ禍の中、経済状況が厳しいなかでも事業に参加してくれたすべての方々に心からのお礼をお伝えしたい」と謝意を伝えた。
また、「生徒の皆さんには統一時代の主人公として、同胞社会の柱としてしっかり育ってほしい。教職員の皆さん、同胞たちが通わせたいと思えるような学校を作りあげていましょう」と期待を伝えた。
実行委員会の解散後は、同校の教育会に管理運営委員会を立ちあげ、8~10年後を見越して積み立てをし、運動場の管理を進めていく。
完工式では、尹太吉校長と生徒代表の姜進一さん(高3)が謝礼をのべ、具本猛実行委員長から支援者らに感謝状が贈られ喜びを分かちあった。
運動場整備事業は、人工芝の全面張替を中心に、運動場の拡大(Cスタンドの解体)、テニスコートの改装、助走路の改修、LED照明への変更、排水工事や樹木の伐採、伐根などが含まれた。(瑛)