簡単参鶏湯(?)づくり
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6月にしては高温続きの猛暑の日々、夏バテ防止に昨日、参鶏湯を作ってみた。
と言っても、キットになっているものがセールになっていたので購入しそれを使った。
パッケージ名からして、簡単参鶏湯と書いてあったので、料理が苦手な自分でも簡単にできるだろうと思った。
届いたのは丸鶏の冷凍、スープや簡単な具材などがついてあった。
元来説明書を適当に読んでいる自分は、解凍時間から見誤っていて、本当なら一昨日作ろうと思っていたのだが、解凍時間に24時間以上となっていたので諦めた。
そしていよいよ昨日、挑戦!
冷蔵庫で完全に解凍された丸鶏をパッケージから取り出す。
すると、完全に鶏の形の丸鶏が現れた。
ただ、参鶏湯用に処理されているので、首としっぽがないリアルな丸鶏がそこに現れた。
(え、これ、私は素手で持つの?)と思わず躊躇。
想像力たくましい私は、ない部分まで想像してしまう。
もうこの時点で全然簡単じゃない。
そしてレシピには、「解凍した丸鶏は、お腹の中を水洗いします」とある。
お腹の中、、、!!
おなかの中を洗うには、丸鶏の足をもって空洞になった部分を広げて洗わなくてはならない。
いままで料理に仕上がる前の丸鶏を直に手に持つということをしたことがなかった自分には、気が遠のきそうな指示だった。
しかし、それを乗り越えなければ、参鶏湯には到底ありつけない。
そこで、念仏のように、「これはすでに無機物だ、ただの食材だ」と声に出して言い聞かせた。
その時だけ、想像力を完全にシャットダウンした。
次のレシピには、「洗ったらお腹の中の水気をペーパーで拭きとる」と書いてあったけど、お腹の中に手を入れる勇気がなく、振って水気を飛ばした。
そしてようやく鍋の中へ。生姜やニンニク、ネギと生米などをいれ、一緒に煮込む。
あとは煮立ったら1時間ほど弱火でコトコト煮込んだ。
鍋の中の丸鶏をみて、命を頂くということなんだなと、改めて感じ、そして、丸鶏や食材そのままの姿を調理するひとたち、本当にすごい、、と敬服した。
いわゆる本格的な参鶏湯ではなく、丸鶏煮込みスープといった感じだった。
1時間丸鶏を煮込んだかいあって、味は普通においしかった。
色々食材も足して、鍋のように食べた。
しかし、もう作ることはないと思う。お店で出来上がった美味しい参鶏湯を今度は食べに行きたいと思う。(愛)