久々に点滴を打った話
広告
先日、久しぶりに点滴を打った。出産のとき以来だ。
事の始まりは連休前の金曜日のお昼。子どもが下痢をしているので、と園からお迎え要請が来た。
保育園では感染性胃腸炎が結構流行っていて、先生たちも敏感に対応しているようだった。
上司に事情を話して帰宅。
つきっきりで介護していたが、子どもはその後はたくさん寝てはいたものの、症状がひどくはならなかった。
だがその2日後、朝にいきなり水を勢いよく吐き出した。
一時は熱が38度近くあがり、とりあえず近くの発熱外来を連休明けに受診できるようネットで予約を取った。最後の1枠をとれたので、しばらく様子をみることにした。
ところが、その日の晩、私の具合が急激に悪くなった。
突然の気持ち悪さを覚え、トイレに駆け込んだ。
吐くと少し落ち着いたものの、お腹の具合がすごくわるく、ビオフェルミンを飲む。翌日、起き上がると気分は最低最悪に悪かった。
微熱だったものの、悪寒、頭痛、筋肉痛、下痢、吐き気のオンパレード。少し起き上がることさえもしんどかった。
しかし夫は出張中だったため、子どもたちは私が面倒をみなくてはならない。
上の子は部活だったためマスクをしてどうにかおにぎりを作り、送り出した。
残った下の子は、(本当にごめん)と思いつつも、録画しておいた『崖の上のポニョ』を流し、私は布団の上に倒れ込んでいた。
何度も「起きて~」とせがまれるものの、起き上がることさえしんどい。
それでもお昼はやってくるので、子どもにはアンパンマンレトルトカレーを。
連休の最終日はインフルエンザの時よりも具合が悪く、記憶があまりなかった。
連休明けの19日、仕事は在宅にしてもらい、発熱外来の予約を取ろうと電話したところ、すべて惨敗。
しかしあまりにも辛すぎる体調に、藁にもすがる思いで、発熱外来をしていないかかりつけ医に電話した。
すると、別室でいいなら診てくれるとのこと。どうにか駆けつけて、別室に待機してると完全防備の先生が。
聴診器をあてて、お腹をみたり、髄膜炎の心配がないか診ててくれた。
きっと発熱外来に行ってたら、ただ検査だけされて帰されていただろう。
診察してくれるだけでも安心した。子どもの感染性胃腸炎がうつったのだろうとのことで、この日は吐き気止めやビオフェルミンをもらって帰った。
この日に予約していた下の子の発熱外来にも行き、コロナは陰性という結果がでたので、ひとまず安心。
ところが、翌日から私が下痢がひどくなりずっとトイレとお友達状態。。。
会社にも到底いくことができなかった。その2日後、在宅勤務しながらも、まだトイレとお友達状態だった私は、長引く症状があまりにきつすぎてもう一度病院へ。
そこまで長引くのは、何かあたったか細菌性だと思うとのことで、抗生物質と培養検査、そして点滴を打ちましょうとのことになった。
このコロナ禍に診察して、点滴まで打ってくれるとは、とてもありがたかった。
薄暗い部屋のなかで、1時間ほど、ぽたぽたと落ちる点滴を眺めて、健康がどんなにありがたいのか身をもって実感した。
食べたいのに、食べれない。普段食欲があまりない自分でも、思い通りに好きなものを食べれない苦しさを身をもって知り、
なんでも食べれるって幸せなんだなと。
4日間、固形物をあまりとれず、水分だけで過ごしてきた自分にとって、点滴はすぐに元気を取り戻せた。
抗生物質もすぐに効いて、翌日はようやく出社し、引っ越しの準備やらで忙しく動いた。
帰宅すると、やはりまだ体力が戻ってなかったのかグッタリだったので、その日は早めに就寝した。
培養検査の結果がでるのは10日後ということで、結果がでたらまた聞きにいこうとおもう。
多分、体重も過去最低に落ちたみたいで、こんなに苦しめられた菌がなんなのか、知りたいからだ。
コロナではなかったものの、胃腸炎のおそろしさを身をもって実感した。
※皆様も災害級の猛暑がつづくなか、コロナ以外にも色々な病気にお気をつけてお過ごしください。(愛)