自然災害と40年の変化
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先週3日から4日にかけて、山形や新潟など朝鮮東海(日本海)側の地域で大雨が降り被害が多発しました。最上川など河川が氾濫し鉄橋が崩落したり土砂崩れや家屋の浸水も多数に及びました。その後も各地で豪雨被害が出ており韓国の仁川などでも被害があったようです。
その後の土曜日に、とあるところで「記者生活40年を振り返って」というような内容で話す機会があったのですが、40年間の日本社会の変化についても雑感を語りました。
その時は日本社会の政治状況についてや、在日朝鮮人に対する弾圧・差別がますますひどくなっていること、ネットが一般的に普及してだれもが発信できるようになったことなどを話したのですが、いま考えると自然災害が増えその被害も大きくなっていることも、この40年の間に大きく変わったことだと言えます。
異常気象は日本だけでなく世界の各地で起こっており、地球全体の環境破壊の影響であることは明らかです。
地球温暖化、大気汚染、海洋汚染、オゾン層の破壊、熱帯林の減少、砂漠化などの問題が21世紀に入り顕著になっています。
近年の異常気象はいずれも「記録的な」という修飾語がつけられています。簡単に終わる問題でもなくこれからも毎年のように起こると思うと、それらは底辺に生きる人たちにより大きな被害をもたらすと思うと、気がめいってしまいます。
「記者生活40年を振り返って」の話をしていて思ったことは、記者生活の上での変化はほとんどなく、劇的な出来事もあまりなかったということです。毎月、淡々と雑誌を出し続けてきた。でもそれはそれで貴重なことなのでしょう。
この40年の間、同胞社会も大きく変わりました。それに合わせて月刊イオも変わる必要があります。期待したいと思います。(k)