30数年ぶりの代表団集結
広告
最近、ある飲み会に参加した。4人が集まった小さな飲み会だった。
この4人、30数年前に一緒にウリナラ(朝鮮)を訪問した間柄だ。
私がイオの前の雑誌の編集部にいた時のこと。夏休みに日本学校に通う同胞生徒たちの祖国訪問代表団が組織された。その時に一緒に訪問した4人である。
当時高3だったAさんは高校を卒業した後、イルクン(専従活動家)となった。当時高2だったBさんは高校卒業後、朝大に進学、その後Bさんもイルクンとなった。Cさんは当時、朝青イルクンで指導員として代表団に参加した。
私は指導員兼取材記者として参加した。
祖国訪問時の話やその他のメンバーの近況、学生会に参加するようになった経緯と活動、イルクンになった後の苦労話などなど、いろいろな話で盛り上がった。話を聞く中、祖国訪問や学生会との出会いが、日本学校に通っていた二人の人生にとって本当に大きな影響を与えたことを改めて知ることができたのであった。
3人とはこれまで個別には何度か会っていたが4人が集まるのは祖国訪問以来初めて。今回、Aさんが上京した機会にCさんが飲み会を招集してくれたのだ。
30数年が経っても忘れずに声をかけてくれることがうれしい。またの再会を約束してお開きとなった。
こうやって集まれるのも、4人がみんな同胞社会の中で生活しているからだ。同胞社会の重要性をまた感じた飲み会であった。(k)