素晴らしかった高麗博物館の絵本の展示
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200冊の絵本が展示されていた
東京・新大久保の高麗博物館で昨年9月7日から開催されている企画展示「絵本で知ろう!おとなりの国~韓国・朝鮮の絵本から パート3~」。先日、足を運んだ。
絵本の展示は本当に充実していた。
韓国で出版されたものや在日朝鮮人作家のものなど合わせて200冊が展示されていた。懐かしい作家の懐かしい絵本がありうれしかった。しかし、多くがが初めて見るもので、部屋いっぱいに並べられた絵本の数々は圧巻。スタッフの方が丁寧に説明してくれたのもうれしかった。
朝鮮語の絵本には一つひとつ日本語訳がつけられていて、親切というか展示を準備するために多くの努力がなされたことがわかる。

洪永佑さん原画展
非常に素晴らしい絵本の展示だったのだが、しかし私が足を運んだ主な目的は同時開催されている「洪永佑さん原画展」を見に行くことだった。
洪永佑さんは、月刊イオ創刊のために尽力し編集主幹・イオの初代責任者として活動された。韓国のポリ出版社から多くの絵本を出版、今回は経歴とともに原画が10点ほど展示された(写真)。
洪永佑さんは2019年10月20日に急逝された。原画を見ていると洪永佑さんとのたくさんの思い出がよみがえってきた。
絵本展示は1月29日まで開催されている。ぜひ足を運んでください。(k)
※高麗博物館からのお知らせです。
「絵本で知ろう、おとなりのくにNo.3」第三回記念講演会が開催されます。
日時:2023年1月21日(土)14:00〜16:00
テーマ 韓国の作家は《日中韓平和絵本》で何を描いたか
講師:大竹聖美さん
参加費:1,000円(要予約)
平和を願う日本、韓国、中国の絵本作家達が交流を重ね、平和、戦争、命について様々な角度から描いた《日中韓平和絵本》。
この取組みに最初から参加し、通訳を務め、日本側と韓国側との意思疎通に重要な役割を果たした大竹聖美さんに韓国の作家達の作品への思い、背景など語ってもらいます。オンラインはありません。会場参加のみなので、お早めにご予約ください。