夕刊がなくなる!?
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1月31日の日刊イオで私は「週刊誌の休刊(廃刊)」というタイトルの文章を書いている。
内容は、週刊誌の「週刊朝日」が5月末に、「ザテレビジョン」が3月1日に休刊になることを書きながら、この二つの雑誌だけでなく出版物全体の販売額が大幅に減少していること、その理由が人々の活字離れでありネット社会への移行ではないかというものだ。
今日の内容は雑誌ではなく新聞。新聞も大きく部数を減らしており、その中でも夕刊の衰退が著しい。
ネットを見ると、「全国紙」としては産経新聞が2002年3月に夕刊を廃止している。朝日新聞や毎日新聞、読売新聞でも夕刊を廃止する地域をどんどん増やしている。最近の例では、毎日新聞が4月1日から、朝日新聞が5月1日から、岐阜、愛知、三重3県の夕刊を廃止する。
東京では、夕刊は朝刊の締め切りが終わってから午後1時ごろまでのニュースが掲載される(地方はもっと締め切りが早い)。
その間にいろいろと報じるべき出来事があれば紙面もにぎわうが、そうでない場合が多い。
写真は3月24日の朝日新聞の夕刊の1面と2面を撮影したもの。1面トップから韓流ブームについての記事を相当大きく掲載している。2面のトップも映画の紹介になっている。朝日新聞の夕刊は現在、8ページ構成になっているが、政治や経済、社会的な出来事のいわゆるニュースはほとんどなくて、読み物的な記事がほとんど。全体が「文化欄」のようになっている。
ネットにリアルタイムでニュースがアップされる現在だから写真のような紙面作りになるのかもしれないが、私個人的な好みで言えば、あまり存在意義を感じない。
これから夕刊はどうなっていくのだろうか?
4月4日、5日、今春イオ編集部に入った新しいメンバーの(哲)さんと(国)さんの日刊イオがアップされた。
出版物離れがこれからも続くと思われるが、若いメンバーの新しい発想、アイデアで広く愛される月刊イオをこれから作ってほしいと思う。(k)