金魚飼育の始まり
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今年のGWは実家に帰省することなく東京で過ごした。
その代わり、遠出しなくても子どもたちが楽しめるようにと家族サービスに徹底した休みにした。
連休中、子どもたちがかねてより行きたいと言っていた釣り堀に。
チョウザメなども釣れる大池はすでに2時間待ちだったので、金魚を釣ることができるミニ池を楽しんだ。
釣り竿に餌をつけて金魚を釣るという、低年齢の子どもたち向けの釣りだったが、これがなかなか楽しめた。
最初は「全然釣れない~~~!」とふてくされていた子どもたちだが、釣りのコツなどが書かれた説明を読んで、どんどん釣ることができた。
姿かたちがシュッとした和金金魚だけでなく、見た目が優雅できれいな琉金金魚も釣っていて、私もついバケツの上からうっとり眺めていた。
1時間で子どもたちだけで計7匹釣った。
釣った金魚は百円さえ払えば、空気を入れた袋に入れて持ち帰りできるということだった。
金魚を持ち帰ることについては、かなり逡巡。
飼うとなれば、最後まで責任もって育てなくてはなのだが、アパート住みのため犬や猫のペットを飼うという経験をさせてあげることができないので、せめて金魚くらいはいいかもと思ったのだ。
自分たちが釣った金魚を育てることによって、心もおおいに成長できればと思い、結果、3匹だけ持ち帰ることに。
子どもたちは大喜びで、帰り道に早速名前をつけていた。
金魚には個人的に苦い思い出がある。
幼い頃、夜店の金魚すくいで大量に自分で釣った金魚(多分15匹ほど)を「必ず持ち帰る!!」といって大泣きした自分に親が根負けし、自宅に持ち帰ったはいいものの、金魚をいれるバケツがなくて仕方なくお風呂桶に入れて、リビングの脇に置いていた。
すると、和金型の金魚だったためか、夜のうちに何匹か桶から飛び出して床に落ちていたらしい。
それをリビングに来た姉が知らずに踏んでしまったのだ…。
姉は阿鼻叫喚、私は茫然自失、その後、天に召された金魚たちを自宅の庭に埋めた。
その苦い思い出があったので、家に迎えるまえに「金魚の飼い方」を何度も検索し、下調べを徹底した。
金魚は水道水をカルキ抜きした水を使わなくてはいけない、という事実も初めて知った。
意外にも金魚の水槽セットなどは安く、あまりお金がかからないのが幸いだった。
いまのところ、子どもたちも金魚のお世話を積極的にしている。
私も子どもをサポートしつつ、気づけば子どもたちよりもずっと水槽を眺めている時間が多い。
小さな水槽のなかでも優雅に泳ぐ金魚をみていると、癒されるのだ。
忙しない時間をひと時でも忘れられるからだろうか。
特に締め切り直前のこの時期は金魚さんたちに、かなり癒される。
昨日も気づけば15分ほど眺めてしまっていて、焦って夕飯の支度を急いだ。
どれくらい生きてくれるかわからないが、子どもたちをサポートしつつのお世話を頑張りたい。(愛)