イオ7月号が完成しました
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本日、325号目となるイオ7月号が完成しました。
表紙は5月20日に行われた第6回アプロ杯サッカー大会に参加したハナ信用組合の女性職員の方々に登場いただきました。
特集は朝鮮戦争停戦70周年に際して、「70年目の『7・27』」という題目で特集①と特集②の2部構成となっています。
特集①は「私たちと朝鮮戦争」。
1953年7月27日。朝鮮戦争(1950―53)の停戦協定が結ばれたこの日を、朝鮮民主主義人民共和国では米国の侵略から祖国を守った「祖国解放戦争の勝利の日」として記念している。戦勝70年は、一方で停戦70年でもある。平和条約は締結されておらず、戦争は依然として続いている。いまだ終結を見ないこの戦争が朝鮮半島を含めた東アジア地域、とりわけ日本とそこに住む在日朝鮮人にいかなる影響を及ぼし、私たちの生をどのように規定しているのか―。本特集では、日本および在日朝鮮人と朝鮮戦争とのかかわりについて見る。(リード文より)
戦時中の在日朝鮮人の祖国支援について、在日朝鮮人歴史研究所の呉圭祥所長に寄稿いただきました。
共愛学園前橋国際大学名誉教授の大沼久夫さんには、「日本は朝鮮戦争にどう関わったのか」というタイトルで執筆いただきました。
「統一を語ろう、朝鮮を語ろう “分断”を生きてきた私たちへ」と題した明治学院大学の鄭栄桓教授へのインタビューも掲載されています。
特集②は「文学でたどる戦場の生」。3年間に及んだ戦争のさなか、人びとはどのような思いを抱き、どのように生きたのか。朝鮮の戦時文学を題材に、戦争と人民たちの生をたどります。書き手は朝鮮大学校文学歴史学部の教員たち。「燃える島」「鳥たちは森へ帰る」などの文学作品や、今も歌い継がれる戦時歌謡などを取り上げています。文豪・石潤基の生涯をたどった論考も読みごたえがあります。
特集以外の記事も盛りだくさんです。
5月14日に行われた大阪中高創立70周年記念同胞大祝典や同19日に開催された第13回中央オモニ大会の記事のほかに、学友書房から発行されたデジタル版朝鮮語学習辞典「조선말사전」も紹介しています。朝鮮人強制連行真相調査活動に生涯をささげ、先日亡くなった洪祥進さんの追悼記事は必読です(上下で2回連載。下は8月号掲載予定)。在日本朝鮮青年同盟企画のイベント「GOTOチョチョン」についても取り上げています。
4月号から始まった新連載「関東大震災100年、虐殺現場を歩く」の第4回は東京・荒川放水河川敷です。一般社団法人「ほうせんか」の西崎雅夫さんに案内役を務めていただきました。
ぜひお手にとってみてください。
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