「関東大震災犠牲同胞慰霊碑」補修に協力を!
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1923年9月1日 に発生した関東大震災時に日本軍、警察、自警団の手によって多数の朝鮮人が虐殺されてから今年で100年。
関東大震災朝鮮人虐殺100年に際して、真相究明や犠牲者追悼などのさまざまな取り組みが日本各地で行われている。
千葉では、県内で虐殺された朝鮮人同胞を追悼し、虐殺の事実を語り継いでいくためのプロジェクトが進められている。その一環として、船橋市の馬込霊園内にある「関東大震災犠牲同胞慰霊碑」の補修や慰霊祭で必要な備品の購入にあてる資金を集めるためのクラウドファンディングが行われている。同プロジェクトの推進主体は関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式千葉県実行委員会だ。
千葉県では、船橋市を中心に習志野市、市川市、八千代市、浦安市をはじめ県内各所で多くの朝鮮人が虐殺された。殺された正確な人数は今もわかっていない。
「関東大震災犠牲同胞慰霊碑」は、朝鮮半島が日本の植民地支配から解放された直後の1947年3月1日、在日本朝鮮人聯盟千葉県船橋支部(現在の在日本朝鮮人総聯合会千葉県西部支部の前身)の同胞らが中心となって建てた。在日同胞の手によって初めて建てられた朝鮮人虐殺犠牲者追悼の慰霊碑だという。1963年7月に馬込霊園内に移設された。慰霊祭は、毎年9月に欠かさず同胞や日本の各界の人士らとともに行われている。
今年も9月3日(日)に77回目の慰霊祭が行われる予定だ。
クラウドファンディングで集めたお金は、石床の舗装、納骨堂の補修、碑および外柵の汚れや一部破損箇所の補修、慰霊祭で使用するテントの購入、資料集の再編集と配布などに使われる。
クラウドファンディングは6月30日まで。募集終了まであと9日だ。
このプロジェクトを支援したい方は以下のリンクから。
https://camp-fire.jp/projects/view/673381
大勢の方々の支援をよろしくお願いします。
犠牲者追悼式千葉県実行委員会では7月8日に朝鮮人虐殺関連のフィールドワークを開催する。千葉県内の朝鮮人虐殺の関連場所、施設(八千代市の高津観音寺、なぎの原、船橋市馬込霊園ほか)を回る(「朝鮮人虐殺犠牲者追悼と責任追及の行動実行委員会」との共催)。
(相)