朝鮮大学校近くのロマンス通りを歩いて
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先日、同行取材で朝鮮大学校(東京都小平市)の近くまで行くことになった。
朝鮮大学校を卒業して約20年経ったが、立川駅周辺は激変したといってもいいくらい、様々な商業施設や美術館などもできて賑わっていた。
朝大最寄りのバス停の近くで降りたのだが、そこだけ全く風景が変わっていない!!!
緑豊かな道沿い、暑い日も寒い日も、立川に行くときは良く通った道がそのまま残っていた。
約20年前とほぼ変わらずの風景で、当時の感情などが一気に蘇り、懐かしかった。
撮影を終え帰路についたのだが、通称ロマンス通りには緑の木々の合間から夕陽が差していて、歩くだけでも癒された。
余談だが、先日我が子のサッカーの試合が朝鮮大学校であり、早朝から現地へ向かい、夜遅くに帰宅した。
帰ってきての一声が、「家の鍵がない」だった。
軽く絶望したが、鍵を取り戻すべく、まず家から駅までの道程で落ちてはいないか探し、その後ありとあらゆる場所、交通機関や、朝鮮大学校にまで連絡してもらうよう手配した。
結果、朝鮮大学校内に落ちてたと翌日連絡があった。
即朝大の庶務課に連絡し、着払いで送ってもらい鍵を無事取り戻すことができた。
朝鮮大学校という場所で落として、誰かが親切に拾ってくれて、届けられていた奇跡に、感謝した。
朝大は変わらず色々な意味で、熱く、あたたかい場所だ。
ロマンス通りを歩きながら、我が家の鍵騒動を思い出し、ほっこりしながら帰路についた。(愛)