昨今の流行を子どもたちから教わる
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子どもが家でYouTubeショートなどを見るようになり、流行りの言葉や歌を子どもから教わることが多くなった。
「ひ、ひ、ひき肉です!」という言葉を連呼したり、「オンマ、この歌めっちゃいいから聴いて!」(その歌とは『ミリビリオン』。本当によかった)と言ってきたり。
おかげで40代を過ぎた今の方が、ある程度世の中で流行っている言葉や歌など、風潮を感じられるようになった。
(30代の方が、全く流行りのものをわかってなかった気がする、、、)
甥っ子姪っ子たちも青春真っただ中の年齢になったため、子どもたちのSNS事情なども姉たちから聞いて、その内容に驚いたりもする。
例えば、Lineは文字で打つものではなくマイクを使って言葉を送りあう、とか。
(じゃあ、Line電話じゃダメなのか?)
さらに言えば、いまの若者たちはLineでコミュニケーションをとるよりもインスタグラムのDMでコミュニケーションを取り合うほうが距離感が適度にあっていいそうだ。
(確かにLineでのコミュニケーションは大人でも齟齬が起きやすいので、子どもたち同士のLineのやり取りに関しては私自身かなり警戒しているので、いまはまだスマホも持たせてないし、Lineもさせていない。距離感が適度にあるDMに流れているのはいい風潮だと思った)
そんな風に子どもや甥っ子姪っ子たちから、いまの風潮を教えてもらいつつ、自身でも意識して流行をさがしてみたところ、先日、X(旧ツイッター)で驚くべき事実を知った。若者が年配者のラインをみて、「怒ってるんですか?」と言ってきたのだという。その理由を聞いてみると、「全部に句点がついているから」というような内容だった。
今の若者はLineでは句点をつけないそうだ。
編集に携わっている身としては、句点はデフォルトで必須ではないか!!と思ったのだが、違うように捉える世代がいるというのも驚きだった。
来年度から恋愛に関する連載も始まるのだが、市場調査する過程でも新たな言葉を知った。
「蛙化現象」(意味~好きな人のささいな行動で気持ちが冷めてしまうこと)がその筆頭だ。
そもそも「蛙化現象」とは「好意を持つ相手が自分に対して好意を持っていると分かると、それがきっかけとなってその相手に嫌悪感を抱いてしまう現象のこと」だったのが、いまの若者たちの間では広義な意味として前出の意味で使われることが多くなったのだとか。
流行の言葉とは、本来の意味を少しずつ変えて定着していくようで、そこが面白いとも思った。
言葉を扱う雑誌編集という場に身を置いているので、世の中の流行を知っておいて損はないのだろうなとも思う。
子どもたちが成長するにつれて、子どもたちの世界で流行っているものを、私の世代にも共有してくれるようになった事実がありがたい。(愛)