一進一退・餃子道
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日常的に自炊するようになって丸4年が過ぎたものの、未だに成功率にはムラがある。特に餃子が難しい。
これは今年7月の大失敗餃子である。写真が反転しているのではない。フライパンに皮がこびりついているのだ。右側をよく見ると、必死に剝がそうと試みたことが伺える。しかし案の定うまくいかず、焼き面側の皮をすべて持っていかれた見るも無残な料理を言葉少なに食べ終えた。みじめだった。
上手に焼ける時もあるのだが、油も水もフタさえもいらないという冷凍食品を使った場合に限る。失敗する方が不思議なのである。
しかも正直に言えばそのタイプの餃子を焼いた時すら、本来は当然できるはずのきれいな羽根が作れない。お皿に移すタイミングでなぜかほとんど取れてしまう。
一方こちらはお取り寄せ用のちょっといい餃子で、実家から送られてきたものだ。市販の商品と比べて皮が少し厚いのが要因だったのか、この日はカリっともちっと焼きあがり、成功したと言える。珍しくうまく焼けたのがうれしすぎて、ひとつかじってしまっている。
そして直近で作ったのが10月中旬のこちらだ。
なんとも微妙な色、食感も良くないであろうことが写真から十分に伝わってくると思う。実際に皮がぶよんぶよんで、我慢しながら平らげた。
実はこの餃子、冒頭の大失敗餃子と同じ商品。最寄りのスーパーで取り扱っている生餃子だ。リベンジのつもりで、今回はひっつかないように水を多めに加えて蒸したのだが…多すぎたらしい。またしても力及ばず、無念さを噛みしめた。
誰でも平均点以上の餃子が焼けるよう開発された冷凍食品も素晴らしいし助かっているけれど、せっかくなら水を加えてしっかり蒸し、フタを開けたらジュワっと湯気がわきたつタイプの餃子も焼けるようになりたい。いろいろな餃子を焼けるようになれば、毎回の味の違いも楽しめる。
11月中には再リベンジを考えている。次は油の量を調整するのだ。(理)
おまけ
(さすがに失敗ばかりだと家族が心配すると思うので)きちんとうまくいった料理も。
SNSで見つけた「干しエビのトマトクリームカレー」。材料や調味料の組み合わせが個性的だったのですぐに作ってみた。SNSレシピは斬新だったり、いつもの味に一工夫するようなものが多くて楽しい
(おまけのおまけ)冷蔵庫に放置しすぎて芽の成長が著しかったタマネギ