神保町ブックフェスタへ
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第31回 神保町ブックフェスティバル(2023年10月28日~29日)に行ってきた。いつもユニークで他の出版社が出さない本を手がける、「ころから」の店主のお顔もみたかったし、フェスタの雰囲気も味わいたかった。
神保町に到着。
古書店街を見ると、大学時代、いま注目のマルクス経済学のゼミに入ったとき、「資本論」全巻を買いに神保町や早稲田大学界隈を歩きながら探したことが思い出された。
今や古書店もネット販売をするようになり、もっぱらネット買いをしているが、神保町は毎月イオ販売してくれている中国本の老舗、内山書店もあり、「岩波書店」などの出版社が集まる「本の町」。「チェッコリ」さんに並ぶ文芸書を見るのも楽しみで、近ければ週に一度はブラブラしたいパワースポットだ。
私が訪れたのは29日の日曜日。人がごった返すなか、お目当ての書店のブースにやっとたどり着く。2000円近くする本を1000円、500円とキリのいい値段で販売するブースも多く、「本好きさん」たちの熱気がムンムン。仕掛け絵本もじっくり見たかったけれど、あまりの混雑に断念。
「ころから」さんは「左右社」、「共和国」さんとブースを分かちあいながらの販売。
他にも柳美里さんのイオの連載が本になった「河出書房新社」や、「平凡社」さんを物色。
手元に置いておきたくて、買い求めたのはこの2冊。
(左の本はいただいたもの)
今日、イオは2023年の12月号の制作が終わり、2024年の制作に取り掛かる。
2023年も残り50日ほど。
世界は混とんとし、戦争により毎日のように命を落とす人が増え続けるという残酷な日々が続く…。
難民キャンプや病院、学校にテロリストが潜んでいるからと爆撃を続けるイスラエル、そして武器を売り続ける大国の武器商人たちの持つ「力」の大きさ…。
続く爆撃に、自分の非力を痛感する。
活字には何ができるだろうか―。
一生懸命に本を売る書店員たちの姿をみながら、自身の仕事の意味を考えた。(瑛)