食事をつくる身として気をつけること
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アートイベント「デザインフェスタ」に出展した個人経営菓子店のマフィンが食中毒を起こした事件を連日追っている。
店主が食中毒を起こした原因や、購入者への返金対応などによる不手際で、「デスマフィン」「詐欺マフィン屋」などと揶揄され、何かと非難を浴びている。
自身も高級部時代と一人暮らし時代に、食中毒を経験した。
原因はどちらも「たまご」だったのだが、一人暮らしの時は賞味期限を過ぎたものを「熱加えりゃいけるやろ」と舐めてかかったら、数時間後、見事に嘔吐した。
その時は楽しみにしていた「M-1」を食中毒の症状でほとんど見られず、爆発的な笑いを取っていたミルクボーイの優勝も見逃した。
完全に自業自得だが、お笑い好きとしては「年末の風物詩」が台無しになった。
食中毒の恐ろしさを身を持って経験したからこそ言えるが、大人でもこんなにつらいのに、小さな子どもや高齢者が口にしたらと思うと本当にゾッとする。
こまめに手を洗うのはもちろん、肉と野菜用のまな板を分ける、キッチンハイターや除菌シートなどでキッチンツールやシンク周りを清潔にするなどを心がけている。
今回の「マフィン事件」、家族の食事をつくっている身としては、どうにも他人事とは思えず、「自分も気をつけなければ」と身が引き締まった。(麗)