発展し拡散する東京中高美術部の部展
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毎年、東京朝鮮中高級学校の美術部が部展を開いています。今年も1月7日(日)から14日(日)にかけて開かれました。場所はこれも毎年同じの池袋にある東京芸術劇場アトリエイースト・ウエストでした。
部展は毎年見に行っています。今年は特に私の関係者の作品も展示されていたこともあり、9日の火曜日に足を運びました。
毎年、部展にはタイトルつけられています。今年のタイトルは「//自由」アンデパンダン・デパンダン展Ⅱ。
もらったパンフレットに美術部部長の「あいさつ」があり、そこには次のような説明が書かれていました。
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アンデパンダンは「自由」。デパンダンは「//自由」。//は、プログラム上で「これ以降を無効化する」となります。つまり「自由は存在しない」! 自由な展示から自由を感じるか。自由でない作品から自由を再認識するか。「自由」と「自由は存在しない」をテーマにした作品たちが向かい合った会場で展開されます。
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部展のテーマやタイトルは生徒たちが話し合って決めると言います。いつも中高生とは思えない深遠なテーマを扱っていることに感心させられます。
昨年の部展を見た感想は、「ぶっ飛んだ作品が多い」といったものでしたが、今年は比較的、おとなしいというかオーソドックスな作品が多いと思いました。
今年も東京中高美術部の作品だけでなく他の朝鮮学校美術部の作品や日本学校・日本人美術家の作品もたくさん展示されていて、長く続けてきた部展がさらに広がりをもってきていることがわかりました。
今年の部展が第18回となります。
今年も部展を開催するにあたりクラウドファンディングを実施していました。93人の人たちが支援し見事に目標額を達成しています。
これも部展が大きな支持を受けていて広がりをもってきた証明だと思います。
来年も開催されると思います。ぜひ一度足を運んでください。(k)