イオ3月号が完成しました
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月刊イオ2024年3月号が完成しました。
今回の特集は「私が本を出した理由(ワケ)」です。世の中にあふれる数多くの本。いつだって本は、私たちが生きるうえでの道しるべになってくれます。そんな本を出した人びとにフォーカスしました。在日コリアンの視点を基盤に風媒社で編集長を務める劉永昇さん、これまで生きてきた80年を記録した自叙伝を出した在日朝鮮人2世の張弘順さんなどさまざまな人びとに取材しました。また、本を作り、世に送り出す編集の仕事について、三一書房の高秀美さん、高文研の真鍋かおるさんをはじめとした編集者に聞きました。最後に、自費出版を例に、本を出すまでの過程を紹介します。読み終わると次はあなたも、本を出してみたくなるかもしれません。
「恋とか愛とか悲喜こもごも」「13歳からの朝鮮入門」「暮らしに우리말(ウリマル)」「おうちで簡単 朝鮮料理」「World View 世界を見る眼」「トンネの顔」など注目の新連載も。「アオハル―朝鮮高校青春記―」では、広大な北海道内唯一のウリハッキョ、北海道朝鮮初中高級学校(札幌市清田区)の生徒たちの「青春」に迫りました。真っ白な雪道をたくましく歩む生徒たちの表情、自らの学び舎の魅力について語る生徒たちのことばに注目です。
1月1日に発生した石川県能登半島地震。同胞世帯14戸が被害を受けた中、現地で被災者支援活動を取材したルポタージュは必読です。2月はじめに県行政によって強制撤去された群馬の森朝鮮人追悼碑をめぐり、碑の撤去に抗い反対の声を上げる人びとに迫ったルポ記事、2月2日に行われた「こども基本法」「東京都こども基本条例」から学ぶ交流集会「すべてのこどもに差別のない未来を手渡すために」などもりだくさんの内容になっています。
表紙は、北海道朝鮮初中高級学校中級部の生徒たちです。運動場にふかふかと積もった新雪。真っ白な雪の中で見せてくれた生徒たちの笑顔がまぶしいです。
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(哲)