早生まれは損か得か
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1月1日から4月1日に生まれた人のことを早生まれと言う。遅生まれは4月2日から12月31日に生まれた人のこと。
実は筆者は早生まれである。早生まれでも最後の方の3月生まれだ。
同じ早生まれでも1月1日と4月1日では3カ月の差があり、同様に同じ遅生まれでも9カ月の差がある。
今日のブログでは早生まれは損か得かについて書いてみたいのだが、話を単純化してわかりやすくするために、3月生まれと4月生まれを比べて話を進めたい。
まず最初に影響が出るのが小学校に入学するときだ。
3月生まれは6歳になってすぐに入学するが、4月生まれは入学してすぐに7歳になる。
59歳と60歳の1年はほとんど影響ないけれど、6歳、7歳の1年は非常に大きな差が出てくる。
まず体力的に大きな差が出る。私の場合で言うと小学校入学当時は非常に身体が小さかった。クラスでも小さい方だった。勉強の面でも4月生まれの子どもは1年間多く家庭や保育園、幼稚園などでいろいろと体験し学んで入学する。3月生まれの私は成績もあまりさえなかったと記憶している。
中学に入学するころになると体力差などは解消されていく。
次に差が出るのは高校入学後だ。
バイクの免許は16歳で取得できる。4月生まれの人たちは高校入学後すぐに免許を取れることになる。自動車の普通免許は18歳から。これも遅生まれは高校時代に取得できる。3月生まれは免許取得が1年間遅くなる。自動車の普通免許は高校を卒業してからでないと取得できない。
現在の日本では成人の年齢が18歳になっている。選挙権も18歳になると得られる。遅生まれは高校生で選挙権を持てるが早生まれは卒業間際だ。まあ選挙権の問題は、そもそも選挙権がない在日朝鮮人にはまったく関係がない。
最後は高校や大学を卒業して社会に出てからのこと。
自由業の場合は特に差は出ない。会社に就職した場合に差が出る。
60歳で定年退職となる場合、4月生まれよりも3月早生まれの方が1年間長く働くことになる。それをどうとらえるかは個々人によって違うだろう。
改めて考えてみると、早生まれでハンディがあったのは小学校低学年のころだったが、そのときは早生まれ、遅生まれという概念もなかったので、ハンディだという意識もなかった。小学校入学時のつまづきがその後に大きな悪影響を与える場合もあるだろうが、幸い私の場合はなかった。
高齢になったいま人生を振り返ると私は3月生まれでよかったと思っている。特に理由があるわけではない。しいて言えば、4月生まれの人よりもずっと1年間早くいろんなことを体験できたということだが……。
私の周辺の人たちを見ると、早生まれ、遅生まれで特に違いがあるわけではない。どちらかというと優秀な早生まれの人たちが多い。
得か損か、結論めいたことが言えなくて申し訳ありません。個々人、どう考えているのかいろんな人の意見を聞いてみたいと思っています。(k)