3月下旬、朝大美術科卒の先輩の結婚式に参加するため、10年以上ぶりに北海道へ行ってきた。
WEB招待状で「出席」と回答したあと、LCC（格安航空会社）の航空券を初めて購入してみた。
結婚式は17時開始。当日の朝、初めて成田空港の第3ターミナルへ向かったのだが、辿り着くまでまぁ遠い。
てっきり駅から直結していると思っていたが、一度外に出てからまた建物内に入り、そこから「ほぼ外」の長い渡り廊下をひたすら歩いてやっとターミナルに辿り着いた。10分くらい歩いたと思う。

あとで調べると、第3ターミナルはLCC専用に後から作られたものらしい。
安いのだから文句はないが、空港までの時間と労力、交通費や利便性など諸々を考えると、羽田にすればよかったと遅すぎる気付きに後悔が募った。

家から札幌のホテルに着くまでトータル5時間40分ほど。移動だけでも大変だ。
車窓から見た3月下旬の北海道はまだまだ銀世界が広がっていたが、札幌駅周辺は黒く汚れた雪が道路に山積みになっているだけで歩道は難なく歩けた。
ほんの数日前まで大雪だったらしいので、タイミングが良かった。

「ほんとよく来たよ！」
1年前の私の結婚式に日帰りで来てくれた札幌在住の同級生が、「ようこそ北海道へ」と、ここまでの旅路を労ってくれた。
かのじょがあの日、日帰りをしてまで祝福してくれたことに改めて感謝した。

結婚式では、美術科卒の先輩、元同僚、同級生の教員などに会うことができた。
みなで踊り、歌い、笑い…「これぞ同胞結婚式」と言えるほど、王道で心温まる、とてもいい式だった。
翌日は小樽を観光して美味しいお寿司でも食べようかと思ったが、案外時間がなく新千歳空港をブラブラし、蕎麦と寿司のセットを食べ東京に戻った。

今回、まったくと言っていいほど北海道を満喫できなかったし、北海道らしい写真もろくに撮っていない（笑）。
いつかまた、ゆっくりと北海道を旅したいものだ。（麗）