「青春１８きっぷ」（以下、１８きっぷ）というものがあります。
ＪＲ全線の普通列車の普通車自由席が５回(人)乗り放題のキップです。１人で５回使ってもいいし、５人で１回使ってもかまいません。

５回分の値段は１万２０５０円、１回あたり２４１０円となります。１回の有効期間は１日限りなので、日帰りの旅行に最適です。途中下車もいくらでもできます。往復の運賃が２４１０円以上なら１８きっぷを利用すれば得になります。２回分使っての１泊旅行も場所によってはお得です。

例年のキップ利用期間（発売期間）は年３回で、春休み（３月１日～４月１０日）、夏休み（７月２０日～９月１０日）、冬休み（１２月１０日～１月１０日）となっています。

１８きっぷの詳細についてはインターネットで検索してください。

むかし私は、「青春１８きっぷ」という名称から、青春時代を生きている人だけが利用できるキップだと思っていましたが、何歳でも利用できます。
なのでこの春、私は１８きっぷで２度の小旅行を楽しみました。

１回は茨城県の水戸駅まで、もう１回は新潟県の越後湯沢駅まで行ってきました。

以前の日刊イオで書いたことがありますが、私は「乗り鉄」なので、普通列車に揺られて長時間乗車することが苦ではありません。むしろ楽しい。車窓からのながめを楽しんでいます。

東京近郊の人口が多くてビルが建ち並ぶ場所はあまり面白みがありませんが、東京から離れ田園風景が広がると気持ちが癒されます。駅と駅の間隔も広くなります。

景色をながめながら、いろんなことを考えます。
ここに一軒家を建てたらいくらぐらい費用がかかるだろうか？　このあたりで住んでいる人たちはどんな仕事に就いているのだろうか？　ここはどの総聯支部の管轄になるのだろうか？　ここに住み子どもを朝鮮学校に送るとなるとどうすればいいだろうか？……。
こんな感じです。

ちなみに最寄りのＪＲの駅から今回行った越後湯沢駅まで往復すると、普通の運賃だと６８２０円かかります。１８きっぷがずいぶんお得なことがわかります。
今回の小旅行では車窓から満開のサクラを満喫することもできました。
また利用し小旅行を楽しみたいです。（ｋ）