どうなる都知事選
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東京都知事選の投票日(7月7日)が迫っている。現職の小池百合子知事は安倍政権真っ只中だった2016年に当選した。それから8年。相変わらず、関東大震災朝鮮人虐殺追悼式典への追悼文送付を取りやめている。これは東京都知事としての誠意がまったく見えず、私たち在日朝鮮人を侮辱しているとしか言いようがない。
今回の都知事選にはさまざまな人たちが立候補している。その中でも注目されているのが蓮舫氏だ。
蓮舫氏は立憲民主党所属の参議院議員として活動していたが、蓮舫氏が都知事になれば朝鮮学校への補助金支給が再開されるのではないかという声が高まっている。朝鮮学校支援団体を取材してきたこともあり、私も蓮舫氏が朝鮮学校への補助金再開を実現させるのかとても気になっている。
蓮舫氏が23日に墨田区の錦糸町駅前で街頭宣伝を行った際には、応援に駆け付けた共産党の吉良よし子議員が聴衆に向けて「朝鮮学校の補助金復活など、本気で人権を尊重できる都知事こそ誕生させていきましょう!』と呼び掛けた。
朝鮮学校に対する補助金支給については、蓮舫氏自身も6月19日の日本記者クラブ主催の共同記者会見で「これまでの経緯を把握している。賛否があるのも承知している。経緯を丁寧に検証して決断していきたい」と述べた。
都知事選では、私たち在日朝鮮人にとって気がかりなことが1つある。立候補者の中に桜井誠という男が混じっていることだ。朝鮮新報電子版の「社会を知る 今週のnewsトピック」でもこの話が紹介されている。
以下、記事の一部を引用する。
7月7日に投開票の東京都知事選挙に、「在特会」元会長で排外主義政治団体の「日本第一党」の党首を務める桜井誠氏が立候補する決意を同党の公式HPで表明している。
同氏は、2016年の都知事選に出馬し、約11万票を獲得。前回(20年)の都知事選では、16年を上回る17万8784票を獲得し、立候補者22人中5位だった。過去の都知事選では、「外国人生活保護廃止」、「反日ヘイトスピーチ」規制条例制定、総聯などの施設への課税強化をはじめとする公約を掲げていた。排外的な主張を繰り返す候補者が選挙で10万票以上を獲得する現象からは、日本社会に根強く残るレイシズムを浮き彫りしている。
https://chosonsinbo.com/jp/2024/06/topic13/
果たして東京都知事には誰がなるのか。(国)