選挙のゆくえと結果
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7月7日に行われた東京都知事選挙の投票結果が出た。今回の都知事選挙は56人が立候補し、投票数が約1100万票、投票率が60.62%となった。2期目を終えていた小池百合子都知事が3選を果たし、3期目が確定した。開票結果は小池都知事は291万票、広島県の安芸高田市町も務めた石丸伸二氏が165万票、蓮舫氏が128万票となった。
3期目に突入した小池都知事の都政はどうなるのか。小池都知事は街頭宣伝中に「やめろ」コールを浴びて、街頭宣伝が一時中断する事態もあった。
またこれを機に、世界での選挙の結果についても触れておきたい。まずは最近、首相選挙があり、首相が変わった英国からだ。6月4日の総選挙で14年ぶりに保守党から労働党に政権が交代し、チャールズ国王からの新政権樹立要請を受け新首相になったのは労働党のキア・スターマー氏だ。今回の選挙は中道左派の野党労働党が保守党に圧勝した。スナク前首相の保守党は今回の選挙で大敗を喫した。結果、スナク氏は保守党党首を辞任した。
一方、これから大統領選挙が始まるのが米国だ。11月の大統領選挙が行われるのに際して聴衆に向けたアピールにもなるテレビ討論会が現地時間6月27日の夜(日本時間6月28日の午前)に行われ、現在の大統領であるジョー・バイデン氏と共和党から大統領の2回目選出を目指すドナルド・トランプ氏が激しい討論を繰り広げた。2人は2020年の大統領選でも討論会を行っている。今回の討論会では経済問題や、ウクライナと中東情勢、移民、難民問題などについて両者が90分にわたって意見をたたかった。バイデン大統領の再選になるのか、トランプ氏が返り咲くのか。目が離せない。
またイランでも6月5日に大統領選挙が行われた。今回当選したのはペゼシュキアン氏。同氏は欧米との対話を重視している改革派だ。今後、欧米との関係改善に注力していくと見られる。個人的には欧米に対する強硬派の人に大統領になって欲しかったが。今回の大統領選挙はライシ大統領の死亡を受け急きょ実施された。5月19日に同大統領、アブドラヒアン外相らを乗せたヘリコプターが墜落し、全員が死亡した。
このように選挙の結果について触れながら、今後も各国の選挙に注目していきたい(国)。