大盛況だったホン・ヨンウ回顧展-洪永佑さんとの思い出
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ホン・ヨンウ回顧展「郷愁」が東京都の練馬区立美術館区民ギャラリーで20日から25日まで開催されました。
私は20日の初日と24日に訪問しました。
(瑛)さんも21日の日刊イオで報告しているので、ぜひ読んでください。
回顧展には洪永佑さんが描いた29の原画と手掛けられた絵本や人形などがたくさん展示され、観覧者は熱心に見ていました。
24日には茨城朝鮮初中高級学校校長の高石典さんによる絵の解説と洪さんとの思い出を語るリレートーク(7人)が行われました。
私も少しだけお話ししました。展覧会の図録にも思い出話を書いています。
洪永佑さんとの思い出は何といっても、月刊イオ創刊のための作業を共に進めたことです。
イオの創刊は1996年7月ですが、その1年ほど前から準備を進めました。私が青年同盟を卒業し朝鮮新報社の新聞記者をやっていた時です。
その流れで洪永佑さんが編集主幹としてイオの責任者となり、私もイオ創刊メンバーとして一緒に働くようになりました。
洪永佑さんは若いメンバーの意見を丁寧にすくい上げ尊重し仕事を任せてくれていました。
月刊イオは当時としては斬新な内容で、批判的な意見を聞くことも多かった。しかし、洪永佑さんは世代交代が進み朝鮮半島情勢も変化する中で、イオの存在意義をしっかりと認識していたと思います。
月刊イオの創刊からの発展において洪永佑さんの役割は決定的に大きかったと言えるでしょう。
イベントが行われた24日だけで200人以上の観覧者が訪れたようです。回顧展は大盛況で幕を閉じました。(k)