2010年以来のW杯出場へ向けて
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FIFA(国際サッカー連盟)北中米ワールドカップ(2026年開催)の本大会の出場枠を争うアジア最終予選が9月5日から始まった。朝鮮民主主義人民共和国男子サッカー代表チームは1次予選、2次予選を突破し現在、最終予選を戦っている。朝鮮代表チームはアジア2次予選の対日本戦のあとの残りの試合を勝ち、最終予選突破を決めた。2010年の南アフリカ大会以来のアジア最終予選進出となった。
https://www.io-web.net/ioblog/2024/06/12/94554/
朝鮮新報平壌支局のインタビューに応じたサッカー男子朝鮮代表のシン・ヨンナム監督は、「目標はW杯出場。厳しい戦いになることは必至だが、選手、監督らは強い覚悟と決心を胸に刻んでいる。祖国、在日同胞の期待を片時も忘れず、全力を尽くす。W杯進出は選手、監督らの努力と奮闘にかかっている」と意気込んだ。
今年の3月21日にW杯アジア2次予選で朝鮮男子代表チームは日本の国立競技場で日本代表男子サッカーチームと熱戦を繰り広げ、在日同胞たちに大きな感動と勇気を与えた。
以下、試合の報道記事のリンク
https://www.io-web.net/2024/04/2026worldcup2jiyose-3-2/
アジア最終予選には18ヵ国が進出。グループA、B、Cの3グループに分かれ、ホーム&アウェイ方式の総当たりリーグ戦方式で各グループの上位2ヵ国が本選へと出場することができる。日本代表チームはグループC、また韓国代表チームはグループBとなっている。
朝鮮代表チームはグループAで、イラン、カタール、ウズベキスタン、UAE(アラブ首長国連邦)、キルギスと同グループだ。朝鮮が同グループで一番注意すべきはアジアの強豪であるイランだ。現在、イランはFIFAランク20位という上位にいる。
朝鮮男子サッカー代表チームは9月5日の第一節でウズベキスタンと対戦。結果は惜しくも0-1で敗れた。10日に行われた第二節では今年のアジアカップを制したカタールと対戦。朝鮮は前半19分にMFのリ・イルソン選手のカットインからの右足を振りぬいたシュートが決まり先制。しかし前半25分に相手にPKを献上し同点とされ、44分には逆転ゴールを許した。しかし後半6分に大雨の中、MFのカン・ククチョル選手が意地のフリーキックを決め、同点に追いついた。その後はスコアが動かず引き分けとなった。
朝鮮代表は現在、1敗1分で、グループAの4位につけている。まだ勝機はある。次の第三節は10月10日にUAEと対戦する予定だ。2010年以来となる朝鮮代表のワールドカップ本大会出場に期待がかかる(国)。