朝鮮、サッカー女子U-20W杯で優勝
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朝鮮民主主義人民共和国がFIFA女子U-20(20歳以下)ワールドカップで優勝した。
9月23日に行われた決勝戦で日本を1-0で下し、2016年のパプアニューギニア大会以来、3大会ぶり3回目となる優勝に輝いた。優勝3回は米国、ドイツと並んで大会史上最多となる。
朝鮮はアルゼンチン、コスタリカ、オランダと同組となったグループリーグを3連勝で1位通過。決勝トーナメントでもオーストリア、ブラジル、米国を次々と破り、決勝に進出した。
決勝の相手は、3月のU20女子アジアカップで2度対戦しいずれも勝利している日本。朝鮮は前半15分にFWチェ・イルソン選手がゴールを決めて先制すると、この得点を守り切り、1-0で勝利した。
今大会で6ゴールを決めたチェ・イルソン選手が得点王と最優秀選手賞を受賞した。
新型コロナウイルス・パンデミックの影響でしばらく国際舞台から遠ざかっていた朝鮮女子サッカーだが、年初からユース世代の活躍が続いている。フル代表は2月のパリ五輪アジア最終予選で日本に破れて本大会出場を逃したが、翌3月にはAFC(アジアサッカー連盟)U-20アジアカップで優勝。5月6〜19日にかけてインドネシアで開催されたU-17アジアカップでも2017年大会以来4回目となる優勝に輝いた。U-17 チームはきたる10月16日〜11月3日にかけてドミニカで行われるワールドカップでも活躍が期待される。(相)