すみだ向島EXPO2024の朝大美術科企画展へ
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10月5日から11月3日までの会期で開かれている「すみだ向島EXPO2024」で、朝鮮大学校美術科企画の「森と花のイラストレーション展〜家屋という森に花を咲かせる〜」が開催中だ。
詳細は下記のWebサイトから。
https://sumidaexpo.com/contents/1930/
本展覧会は、すみだ向島EXPO2024におけるテーマである「花と森」をもとに、身近な自然や日常生活からインスピレーションを得て描かれた、イラストレーションが家屋という森に花を咲かせる空間づくりを目指します。イラストレーションは、アートの世界において独自の役割を果たし、時には美術への橋渡しとして機能します。私たちは、この可能性を最大限に引き出し、表現者と鑑賞者が共鳴する場を創造します。
各アーティストが描く独自の世界観とその尖った表現が一堂に会します。これらの作品は、「花と森」というテーマに基づいたイラストレーションからアートへの入り口として機能し、描き手と鑑賞者の距離を再構成します。(朝鮮大学校美術科 CHODEMIウェブサイト https://www.chodemi.com/ より)
展示会場は新高垣製作所2階(東京都墨田区京島3丁目64–5)で、会期中の土曜日と日曜日に開催されている。
朝大美術科の在学生に加えて、埼玉朝鮮初中級学校美術部、一般出品者まで総勢35名の作家が参加している。
すみだ向島EXPOを巡るには、チケット購入が必要。チケットは総合受付(東京都墨田区京島3丁目50–12)やpeatixでも購入できるが、朝鮮大学校美術科の展示会場で直接購入すると、チケット代の一部が美術科の活動資金に還元されるとのこと。ぜひご協力を。
大人・大学生2000円、高校生1500円、中学生以下無料。
開催初日の10月5日、会場に足を運んだ。
会場は、今は使われていない古い家屋で趣がある。作品の展示方法も工夫を凝らしてある。会期中は、作品展示とともに、ワークショップも行われる。作品はぜひ実際に足を運んでご覧になってみてください。
「すみだ向島EXPO」は、東京都墨田区の京島・八広・文花周辺エリアの町を舞台に、2020年度より毎秋に開催されている地域没入型のアートイベント。職住一体の暮らし、入り組んだ路地、個性的な商店が軒を連ね、戦前からの長屋がいまなお残るこのエリアは、歩くだけでも楽しい。チケットは会期中何度も利用可能なので、内外から集まったさまざまなアーティストや表現者による展示やイベントをのぞいてみるのもいい。(相)