金斗鉉さんの原画展に行ってきた
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イラストレーターの金斗鉉さんの原画展「絵とおともだち」展が東京・銀座の教文館で9月21日から29日まで開かれた。
金斗鉉さんには月刊イオにたびたびイラストを描いてもらっており、巻末の連載を担当してもらったこともある。
私も9月28日に会場に行ってきた。
何よりも久しぶりに金斗鉉さんにお会いしたかったからだ。
展示された作品の中心は、絵本『ふるさと60年 戦後の日本とわたしたちの歩み』(福音館書店、2012年)の原画だ(写真)。
ある町を定点観測的に描いたもの。
1946年から5年や10年ごとに町の発展の様子が描かれている。
原画は非常に緻密なもので、時代が進むごとに鉄道が通ったり道路が舗装されたりビルが建ったり川が埋め立てられたりしていく。田舎町から都会へ。その変化が本当に楽しい。自分が小さいときに走っていた三輪の自動車が描かれていたりして、昔はこんなだったと、懐かしい気持ちにもなる。
実はこの展示は2013年9月に渋谷で行われている。私はその時の展示会に行って金斗鉉さんを取材し月刊イオに紹介したのである。
それがきっかけとなり金斗鉉さんと月刊イオのつながりができた。
今回の展示会では絵本の原画だけでなく、金斗鉉さんの様々な活動の様子や作品が出品されていて素敵な空間ができあがっていた。
今回、無事に金斗鉉さんにも会いでき少しお話しすることもできてよかった。また、展示会があれば訪問したい。(k)