朝鮮学校の子どもたちが作っただるまがかわいい~前橋で「しあわせともだち展」
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群馬朝鮮初中級学校(前橋市)の全校児童・生徒27人が制作しただるまを展示した「しあわせともだち展」が10月12日から市内の美術館・アーツ前橋のミュージアムショップmina で開催されている。
展示は群馬初中が主催。同校と特別支援学校に通う廉奉道さん(中3、ぽんちゃん)のイラスト作品のグッズのブランド「PONGRAPHIC!」がコラボした。
だるまは群馬県の名産の一つ。朝鮮学校の子どもたち自作の愛嬌あふれるミニサイズのだるまと、朝鮮の縁起物であるポッチュモニ(福袋、巾着)が会場を飾る。合わせて、奉道さんのイラストの原画展示とグッズのポップアップも開催された。
展示の中でひときわ目を引いたのは、県内の大規模イベント・高崎まつりで開催される「こどもだるま神輿」で使われた学校オリジナルの創作だるまの数々。「みんなあつまれ!だるま」「シアリだるま」、今年のまつりに出品された最新作「飛躍だるま」。朝鮮半島の伝統の仮面(탈)を模した「おめんだるま」はインパクト大だった。
今回の展示に協力した前橋市在住のアーティスト中島佑太さんが作っただるまも友情出演した。
同校の図工教員・高宝藍さんの手による、全校児童の特徴が描かれた27体のダルマのイラストもかわいい。
ミュージアムショップ来場者にも好評だったという今回の展示。私が会場に足を運んだ日は、展示を見に来た群馬初中の初級部児童たちの姿もあった。
「より多くの人びとに朝鮮学校のことを知ってもらいたい」―そんな主催者側の思いがあふれる場となった。
展示は11月10日まで。観覧無料。水曜休館。
詳細は、
https://www.instagram.com/mshop.mina/
https://www.facebook.com/mshop.mina
https://www.instagram.com/pongraphic_pon/
まで。(相)