推しへ会いに
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「推しの力」ってすごい―。
そんなことを心の底から思う日が再びやってきた。
先日、推しであるオードリー・若林氏が出演するライブ「大喜利ティーパーティー」を観に行った。出演者は若林氏、ドキドキキャンプの佐藤光春氏、ザ・ギースの4人。
場所は杉並区の方南会館。まさかの公民館でびっくりしたが、ここで若手のお笑い芸人がよくライブをしているようだ。
この手のお笑いライブは小規模ゆえに倍率が高く、過去に何回か落選したことがある。今回もダメもとで申し込んでみたら、なんと当選! イオ12月号の締切翌日に、嬉しい知らせをもらった。
ブログにも書いたが、今年2月18日に開催された「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」では、チケット抽選にことごとく外れ、ライブビューイングでの参戦となった。なので私が最後に若林氏を生で見たのは、2022年3月6日開催の「日本放送 お笑いラジオスターライブ2022」以来になる。その時は二階の会場から観たので、肉眼では豆粒くらいだった。
ライブの内容は、演者が紅茶とお菓子を堪能しながらそれぞれお題を出し合い、大喜利を楽しむというもの。勝者も敗者もなく、紅茶を飲んで、みんなでたくさん笑うだけのほんわかライブだ。
当日の客入りは193人。席は一番後ろだったが、小さな空間なので数十メートル先に若林氏がいる。肉声が聞こえてくる距離感だ。普段は画面上で見ている推しが、同じ空間で目の前で笑っている。「本当に存在してるんだ」という実感がより一層強く感じられた。
途中、若林氏が舞台から降りてきて、客席の途中まで来た時は変な声が出た。ほんの5mほど先に推しがいる。自分史上、一番若林氏に近づけたのがこの瞬間だった。
驚いたのは、お題を出した直後から、多種多様な回答をひたすら書き続けていたことだ。テレビで大喜利番組を観たことがあるが、ここまで絶え間なくペンを走らせているとは。人を笑わせるだけでもすごいのに、どこからそんなにポンポンとアイディアが出てくるのだろう。お笑い芸人の頭の回転の速さを再認識した2時間だった。
2024年も終わりを迎えるこの時期に、今年一番の運を使い切ったように思う。
1年に1回は生で推しを見られる機会があれば、心も体も大いに潤う。帰りは興奮のあまり、22時過ぎにビールを一気飲み。格別な味がした。(麗)