地域唯一の初級学校、今年で創立50年/おいでよウリハッキョvol.14 北九州朝鮮初級学校
北九州朝鮮初級学校は、九州の玄関口である福岡県北九州地域唯一の初級学校だ。同じ敷地の中には九州朝鮮中高級学校が立つ。
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北九州朝鮮初級学校は、九州の玄関口である福岡県北九州地域唯一の初級学校だ。同じ敷地の中には九州朝鮮中高級学校が立つ。
多彩な課外活動、ロボコンや地域住民とのボランティアマラソン、特徴ある学校行事など、生徒たち一人ひとりの潜在能力を引き出し、個性を伸ばす教育に力を入れてきた神奈川朝鮮中高級学校。今年も魅力的な取り組みが盛りだくさん!
小山駅からスクールバスに乗り込み栃木朝鮮初中級学校に着くと、長い歴史を感じさせる広大な敷地と立派な校舎が迎えてくれた。在校生11人、教員5人と規模は小さいが、この地で受け継がれた民族教育の風景は今日もしっかりと残っている。創立60周年を迎えた今年、同校の未来を切り開こうと地域全体が力を振り絞っている。
西神戸朝鮮初級学校の児童・園児たちはパワフルで笑顔が絶えず、時に真剣に目の前のことに取り組んでいる。そんな子どもたちの学校を守りたいという「4.24の精神」が色濃く残るこの地では、教員や地域同胞の思いも熱い。校舎の改修工事を行った今年、地域全体が今一度学校への関心を寄せている。
愛媛県松山市にある四国朝鮮初中級学校は現在、児童・生徒数16人。複式学級を取り入れ、5つのクラスで児童・生徒が学ぶ。パワフルな若手教員たちと児童・生徒たちの信頼も厚く、「家族」と変わらない絆がある。人数は少ないが、他では見られない強みが次々と見えてくる。
日本の植民地時代の1938年、幻の東京オリンピック開催のため、唐突に朝鮮人が強制移住させられた土地が、東京朝鮮第2初級学校が位置する東京・枝川だ。解放の翌年にこの地に建った同校は07年に枝川裁判で勝利的和解を遂げた喜びに続き、11年には新しい校舎を建て、未来への大きな扉を開けた。
2012年、京都朝鮮第1初級学校と第3初級学校が合わさって誕生した京都朝鮮初級学校。翌年には醍醐の新校舎に移った。2009年12月、第1初級を襲った「在特会」メンバーらによるヘイトスピーチ、そして民族教育の公益性を示した裁判闘争の勝利―。激動の日々の中で生まれた学校には地域同胞と支援者らのたくさんの思いがつまっている。
今春、19人の園児と23人の初級部児童を迎え、全校園児・児童数が189人になった名古屋朝鮮初級学校。生野朝鮮初級学校に続き、2番目に児童数の多い単設初級学校だ。教員、保護者たちの連携と一人ひとりの個性を伸ばせる環境の中、園児・児童たちは日々健やかに成長している。
明るい校舎と見晴らしのいい校庭で園児・児童・生徒たちがのびのびと学校生活を送る西東京朝鮮第2幼初中級学校。児童・生徒数減少の危機を乗り越え、再び幼・初・中の教育体制を整えた同校では、11年連続で児童・生徒数が増えている。地域と手をとりながら、さらに魅力を増やしていこうと模索を続けている。
今年2月末、東北朝鮮初中級学校を訪ねた。寒さに負けず広い敷地内を走り抜ける元気な児童・生徒と、パタパタと駆け回りながら校務に勤しむソンセンニムたちの姿が印象的だ。そんな東北初中では、多彩な取り組みを通して子どもたちの好奇心を後押ししている。
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